第12回 さようなら大学、来れ私塾
日本の大学教育が死んでいる。企業の採用担当者は大学院卒が昔の大学卒レベルだと言う。日本の大学は入るのは難しくても出るのは簡単、そういった制度上の問題もあろう。でも、日本の大学生をダメにしたのは、大学経営者と日本の教授たちに殆どその責任があると思う。では、日本の大学と大学教授に問うてみたい。
1)あなたの大学は、教授に教授法を教えていますか。研究成果やその経歴が華々しくても教えるのが下手な教授もいるはずです。毎年同じレジュメを読み上げるだけのツマラナイ講義を繰り返している教授はいませんか。教授の皆さんは、学生が勉強に興味を抱くよう楽しい授業を工夫して行っていますか。
2)あなたの大学は、教授自身よく勉強していますか。教授の皆さんは、毎年独自性のある論文を精力的に発表し、それは名前を伏せて発表しても国際的に評価してもらえるレベルですか。
3)あなたの大学は数値化された一定レベルの成果を出さない教授を降格させる仕組みがありますか。一般企業では成果を出さない社員は降格するのが当たり前です。
4)あなたの大学は教職員の昇格は教授たちのコネに頼らず、成果中心主義にしていますか。
以上の質問に対して胸を張れる日本の大学や大学教授がどれだけいるのだろう。
そんな状況の中、企業は学生の教育を大学任せにしていていいのだろうか。企業は私塾を作り、学生たちを自ら教育するしかない時代が来ていると思う。企業経営者の皆さんには、健全な経営感覚を働かせ、学生たちにとって勉強が楽しくって仕方がないような私塾を設立してもらいたい。できるならば、企業社会を支えるというというより、日本の国を支えていこうという気概のある若者を輩出するような私塾を目指して戴きたいと切に思う。